日常生活の中には、意外なところに、気圧の変化が潜んでいます。その一つに、「夜中に起こる急な気圧の変化」というものがあります。以前ご紹介しました、急な気圧の変化を受けやすい「気象病・気象病」の方にとって、実は「夜」こそ、用心が必要な時間帯なのです。
ぐっすり寝たにも関わらず、朝起きた時、頭痛やめまいがすることはありませんか? 「熟睡したのにどうしてだろう?」と不思議に思ってしまうこの「起床時めまい・頭痛」ですが、実は次のような理由で起こります。
天気による気圧変化とは別に、気圧は1日に2回、微細なアップダウンがあります。日光で待機が温められることや、逆に日没後に冷えることで起こるこの現象は「大気潮汐(たいきちょうせき)」と呼ばれます。そして、夜中はこの大気潮汐によって気圧が少し下がるのです。とても小さな気圧差ですが、重度の雨ダルさんにとっては、雨ダル症状の引き金になることもあり、さらに夜中に雨が降ったら、酷い頭痛と共に目覚めてしまう場合があります。
「起床時めまい・頭痛」を引き起こす原因は他にもあります。それは、意志とは無関係に血管や内臓の働きを支配している自律神経の乱れです。睡眠中は脳も眠っているため、自律神経も休みます。そんな時に気圧変化が訪れると、身体が自己防衛できず、無抵抗のまま気圧変化の影響を受けてしまい、目覚めると痛みがピークに達してしまうのです。こうなると手に負えません。痛みが悪化すると鎮痛剤を飲んでも聞かなくなる場合もあります。
これを防ぐには、夜中に気圧が下がるかどうか(雨が降りそうか、寒暖差が激しそうか)を日々チェックし、気圧の変化を感じたら、寝る前にめまい薬や漢方薬を飲んでおくことが大切です。いずれにしても、「起床時めまい・頭痛」の予防はこれにつきます。

このコラムを読まれまして、気になる点がありました方や、
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うつ病、躁うつ病(双極症)、不安症、適応障害、
パニック症、睡眠障害(不眠症)、摂食障害(過食症)、
月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
強迫症、過敏性腸症候群(IBS)、心身症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
なお、自律神経失調症(気象病含む)の漢方薬治療をご希望の患者様は、
診察時に医師の方にぜひご相談下さい。
当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することも可能です。
監修者:
新宿ペリカンこころクリニック
院長 佐々木 裕人
資格等:精神保健指定医、精神科指導医・専門医
所属学会:日本精神神経学会
参考引用文献:佐藤純著『「雨ダルさん」の本』


