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ADHDの人にもある「空気が読めない」【大人の発達障害】

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ADHDの人にもある「空気が読めない」【大人の発達障害】

「空気が読めない」という特性から、「自閉スペクトラム症(ASD)」を連想する方は多いのではないでしょうか。実は、この傾向はADHDの方にも見られます。この「空気が読めない」という言葉はADHDの多くの人が一度は言われたことのある言葉なのではないでしょうか。

 

 

「空気が読めない」とは、その場の状況や相手の気持ちを察知して、適切な言動をすることのが苦手なことです。特に、奥ゆかしさを美徳とする日本では、この文化を重んじる風潮が根強くあり、「阿吽の呼吸」とか「背中で語る」とか「言わなくても分かってくれると思っていた」…等々、とにかく「空気を読む」スキルがないと、非常に生きづらい社会が形成されています。

 

 

一方でADHDの人は、目にしたものや感じたことを、深く考えずにすぐにそのまま直球で口にしてしまう傾向があります。これは、子どもの思考回路と似ています。例えば、子どもが「お花きれい!」「おじいちゃんのお口臭い~」等と見たまま、感じたままの感想を口にするように、ADHDの人は大人になっても、美容室帰りの友人に「うわ、変な髪型!」と言ってしまったり、初対面の人に「顔に痣があるは生まれつきですか?」と聞いてしまったりする…等々、自分の立場や相手の気持ちを考慮することなく直感的に思ったことを伝えてしまうのです。

 

 

もちろん相手を傷つけてしまうのは意図するところではありませんので、“発言する前に考える慎重さを身につけるべきではあります。しかし、このことは裏を返せば、子どものような素直さ、裏表のない正直さの表れでもあり、ある種の非凡性と捉えることも出来ます。

 

 

実際のところ、「空気が読めない」発言は、時にポジティブな結果に結びつくこともあります。例えば、「言えなかったけれども、実は自分もそう思っていたんですよね」といった予想外の共感性が生まれることもありますし、目上の方から「正直で面白い人柄だ」と可愛がられることも少なくありません。世の中の成功者の多くは、ある意味では「空気を読めない」人であり、非凡な発想や発言を貫いたからこそ、成功を収めているとも言えます。

 

 

ただし、そのバランスや塩梅はとても重要です。思ったことを何でもかんでも口にしていたとしたら、どこかで大きな失敗や破綻を引き起こしてしまいます。特に、SNSがあるこの時代において、一度の失言が取り返しのつかない事態を招くことも決して珍しいことではありません。

 

 

それらも踏まえた上で、では「空気が読めないから」と押し黙ってしまうのも、良い結果を生みません。そもそも、自分の発言に対して他者がどう思うか、感じるかを正確に的中させることは不可能なのです。そういう意味においては、自分では「空気が読める」と思っている人でさえも、本当に読めているとは限りません「空気を読む」ということは、実は思っているよりも、非常に高度な技術なのです。

 

 

そうであるならば、そのことに一喜一憂するよりも、失敗する可能性も承知の上で、思い切って発言をされてみるのも有りなのです。素直さを武器に、「嫌なことにはきちんとNO」を言えるようになっていかれたり、率直な人柄として肯定的に周囲に認められていくことでより発言がしやすい環境を自分で作っていかれたりされるのも有効でしょう。当然リスクもありますが、敢えて「空気を読まない」人のままでいることで見えてくる景色や、体験できること、巡ってくるチャンスもあるかもしれません。

 当院では、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症を)はじめ、

睡眠障害(不眠症)、不安症、うつ病、躁うつ病、適応障害、

強迫症、摂食障害、月経前症候群(PMS)、統合失調症、

過敏性腸症候群、自律神経失調症、心身症、パニック症など、

皆様の抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

  

当院では、ご希望の患者様に、ウェクスラー成人知能検査(WAIS)を施行することが可能な医療機関となっております。

 

ご自身の能力の凸凹の可能性が気になられる患者様、とりわけ発達障害(ADHDやASDの可能性を危惧されている患者様は、御診察の際に、その旨を当院医師にお申し出頂けましたら幸いです。

  

監修者:

新宿ペリカンこころクリニック

院長 佐々木 裕人

資格等:精神保健指定医、精神科指導医・専門医

所属学会:日本精神神経学会

  

参考引用文献:やしろあずき著『すごいADHD特性の使い方