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先延ばしを減らすための技術【大人のADHD】

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先延ばしを減らすための技術【大人のADHD】

発達障害の人が苦手とするものの一つにスケジュール管理があります。しかしながら、多くの場合、締め切り自体を忘れている訳ではありません。例えば、多動性・衝動性の傾向が強い人は、作業中にふと思いついたことに手を出してしまい、締め切りに間に合わずに作業が中途半端になってしまうこともあります。

  

一方、注意欠如の傾向が強い人は、締め切り日を忘れたり、スケジュールそのものを覚えていなかったりします。また、ADHDの特性を持っている人の中には、時間感覚を把握することに困難を覚える人もいます。例えば、締め切り日までの時間がどのくらいあるのか実感できず、計画的に作業を進めることが難しい、という人もいます。

  

時間感覚を身につけるには?

  

ADHDの特性を持っている人の中には、脳の中のワーキングメモリが上手く機能しないという特性を持っている人もいます。ワーキングメモリが機能不全に陥ると、記憶を上手く取り出すことができません。そうすると、予定と現状の調整が難しくなり、スケジュール管理が苦手になってしまうのです。うした問題を緩和するためには、実体のない時間の感覚を別の形で実感しやすくする必要があります。それが時間の可視化です。

 

 

時間の可視化はどうするのか?

  

例えば、締め切りまでのカウントダウン方式を導入する方法があります。やらなければならないことの締め切り期限を「あと5日」「あと1時間」などと表示することです。この時に注意しなければならないのが、業務やタスクごとに締め切りを設定するということです。

  

例えば、「〇〇に関する資料を読む」「△△の企画書を作成する」など、務ごとに締め切り時間を設定することで、多動や衝動性の傾向が表れても、目の前の仕事に集中することができるのです。

お役立ちスケジュール管理ソフト

 

そんな時にお勧めしたいのが、フリーウェアの「インフォメーション」というスケジュール管理ソフト(パソコン用)です。スマートフォン用にも、カウントダウンタイプのタスク管理アプリは色々出ており、代表的なものとして「Days Matter カウターダウン」があります。

 

 

先述のように、仕事とプライベートのタスクを別々に管理していると、片方を忘れて予定を入れてしまうことが必ず出てきます。ADHDの人にとって、タスクは一元管理が基本となります。

 

 

この「インフォメーション」は、タスクごとに「あと〇日」という表示でスケジュールを教えてくれる管理ソフトです。タスクの一つひとつに、休日や祝日を入れる/入れないといった詳細な設定が可能で、毎週・毎月・毎年といった定期的な仕事や用事についても登録が出来ます。また、スタートアップへの登録も行ってくれるので、パソコンを起動すれば自動で立ち上がるようにも設定できます。

 

 

お勧めの使い方としては、仕事関係のタスクだけでなく、公共料金や家賃の払込日、プライベートの約束の日など決まっている予定は全て入れていくのが良いでしょう。

当院では、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症を)はじめ、

睡眠障害(不眠症)、不安症、うつ病、躁うつ病、適応障害、

強迫症、摂食障害、月経前症候群(PMS)、統合失調症、

過敏性腸症候群、自律神経失調症、心身症、パニック症など、

皆様の抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

  

当院では、ご希望の患者様に、ウェクスラー成人知能検査(WAIS)を施行することが可能な医療機関となっております。

  

ご自身の能力の凸凹の可能性が気になられる患者様、とりわけ発達障害(ADHDやASDの可能性を危惧されている患者様は、御診察の際に、その旨を当院医師にお申し出頂けましたら幸いです。

   

監修者:

新宿ペリカンこころクリニック

院長 佐々木 裕人

資格等:精神保健指定医、精神科指導医・専門医

所属学会:日本精神神経学会

 

参考引用文献:ニュートン別冊 精神科医が語る 発達障害のすべて 改訂第2版』