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「ADHD税」とは何ですか?【大人の発達障害】

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「ADHD税」とは何ですか?【大人の発達障害】

ADHDの方は、普通の人よりもお金が掛かることがあります。まず多いのが「衝動買い」です。どうしても「欲しい」と思ったら、後先考えずに財布を開いてしまう勢いがあります。そして「移動費」も馬鹿になりません。遅刻が多いので、タクシーの利用頻度が圧倒的に一般よりも高くます。その他にも、無駄にしてしまったキャンセル料や、直前予約によって通常の倍の価格でチケットを購入せざるを得なくなる等々、とにかくお金が掛かっています。

 

 

他にも、紛失や破損による再購入や修理費なども掛かってきます。大抵の人が、失くしても余り探そうとはせず、「また買えばいい」と思っているので、ハサミや爪切りといった小物、そしてビニール傘に至っては、使い捨てに近い状態になっています。

 

 

「サブスク料金」も、気が付いたら多額になっていることもしばしばです。1年以上使っていないにも関わらず、会費を支払い続けているサブスクがいくつもありませんか? これに加えて、様々なもののへの延滞料金であったり、ついよく読まずに契約書にサインをしてしまったりすることはありませんか。食材も使い切る前に腐らせてしまう、買ったことを忘れて一度も袖を通していない服、不注意による怪我や事故…等々。

 

 

こうしたADHD特性ゆえの出費のことを、SNSではADHD税と呼ばれています。これがある意味、的を得た言い方でもあるようで、ADHDの方の浪費は、ある種の税金のようなもの、だそうです。ですので、余り過剰に「無駄遣いをしてしまった」と落ち込まずに、仕方のない出費」と割り切ってしまった方が、ストレスを感じずに済みます中には、突発的に思い立って出た旅行で、素晴らしい思い出が出来たなど、一見衝動的にも見える散財が、良い結果に繋がった経験もきっとあったはずです。その他は、税金だと思って、気を病むことなく、淡々と納め続けるしかありません。

 

 

但し、このADHD税は勿論、工夫次第で減らすことも可能です。遅刻が減れば無駄にタクシーに乗ることもなくなりますし、ある程度の整理整頓ができるようになれば、何度も同じ物を買わなくて済みます。つまり、日々の生活基盤さえ整えば、自然と浪費は減ってくるわけです。

 

 

当たり前のことを言っているようですが、ここを以外と勘違いされている人も多いように感じます。「お金がない」となれば、色々なものを切り詰めて節約したり、あるいは労働時間を増やしたりして、まず目の前のお金を生み出そうとすうことでしょう。

 

 

そうではなくて、「部屋の掃除を定期的にする」とか、「食材の買いだめをしない」とか、「予定を立てて、前もって新幹線を予約しておく」のように、生活の質を上げることが、結果的に金銭的な余裕に繋がるのです。

 

 

まずは自分の行動や生活に気を配りましょう。すると、お金は自然と、後からついてきます。そして、何よりも大事なことは、ストレスを溜めない、自分を責めないことに他なりません。ADHDの方にとっては、自己肯定感を下げないことの方が、何よりも重要なことであると言っても過言ではないのです。

当院では、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症を)はじめ、

睡眠障害(不眠症)、不安症、うつ病、躁うつ病、適応障害、

強迫症、摂食障害、月経前症候群(PMS)、統合失調症、

過敏性腸症候群、自律神経失調症、心身症、パニック症など、

皆様の抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

当院では、ご希望の患者様に、ウェクスラー成人知能検査(WAIS)を施行することが可能な医療機関となっております。

 

ご自身の能力の凸凹の可能性が気になられる患者様、とりわけ発達障害(ADHDやASDの可能性を危惧されている患者様は、御診察の際に、その旨を当院医師にお申し出頂けましたら幸いです。

  

監修者:

新宿ペリカンこころクリニック

院長 佐々木 裕人

資格等:精神保健指定医、精神科指導医・専門医

所属学会:日本精神神経学会

  

参考引用文献:やしろあずき著すごいADHD特性の使い方