① 整理を行う場所(=整理センター)を決めましょう:郵便物、請求書、書類は、全てその場所で開封・仕分けをします。かご、書類用トレー、引き出し、箱などを、整理するための「場所」として使うと良いでしょう。
② 郵便物や請求書などの書類を管理するための「ルール」を決めましょう:例として、「請求書は全て6か月間保管しておくようにする」「請求書はすぐに支払うようにする」といったような内容が挙げられます。
③ 整理センターを続けていくために必要な道具を揃えましょう:請求書の支払いや手紙を返信する時に、その都度探さなくとも良いように、小切手帳、切手、ペン、電卓、アドレス帳、便箋、封筒、その他必要となる物は、整理センターの傍に置いておくようにしましょう。
④ 整理センターにある郵便物や請求書等を全てチェックし、「必要なことを行うための時間」を1週間に2~3回は設けるようにしましょう:必要なこととは、具体的には、請求書の支払いをする、電話連絡をする、手続きに行く、手紙の返事を書く、といった事柄が挙げられます。
⑤「整理を行う時間」を具体的に決めましょう:全ての書類を処理するには十分な時間が取れなさそうな時や、疲れたりしていそうな時は選ばず、その時間として適切な時間やタイミングを選んで下さい。
この「郵便仕分けシステム」を用いることにより、
ご自分の中に浮かぶ「どうしようもない」「思うようにいかない」といった気持ちが和らぎ、
上手く整理が出来ないことに纏わる様々な問題(例:延滞料の支払い、締め切りの見落とし、書類の紛失など)がきっと少なくなっていくことでしょう。
慣れるまでは大変かもしれませんが、諦めずに、
「きっとこれまでの悩みの解決に繋がるはずだ」と信じて、続けてみて下さい。
このコラムを読まれて、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、
睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。
