明日の朝食の準備をしてから寝よう
ベッドに入る前、翌朝のために、テーブルに皿を並べておいたり、サラダを作って冷蔵庫に入れておいたり、明日着ていく洋服を出しておいたりしてみましょう。
そのメリットは2つあります。
1つは時間の節約です。朝はどうしても時間が足りません。例えば、サラダを作る時間が10分であったとすると、その10分を寝る前に持ってくれば、貴重な朝の時間を別のことに使うことができます。
もう1つは、モチベーションの持続です。1日の仕事を多くのストレスを抱えて終わらせてしまうと、「ああ、明日が来るのが怖いな」と逃避的な気分になってしまいます。そうすると、眠ると明日がやってきてしまう…等と思い、不眠に陥るようなことにもなってしまいます。実際、このような現象は、多くの患者様の口から伺っており、このような経験が決して稀なことではないことが察せられます。
そのような時に、翌朝の準備をしておくことで、不思議と明日の仕事を直視できるようになるのです。明日も仕事なのだという現実を受け入れ、明日着ていく洋服を選びながら、モチベ―ションを再構築していきましょう。
但し、寝る直前ですので、やり残した書類に手をつけるなど、仕事そのものに関わるのは止めましょう(当院ブログ参照「やってはいけない眠り方とは…?」)。それをやってしまうと、せっかくリラックスして副交感神経が優位になっているのに、わざわざ緊張状態を作り出して交感神経を緊張させてしまいます。

寝る前の30分間は「夢見る時間」
ネガティブな気持ちで眠りに入るのは避けたいところです。では、寝る前をどのようにポジティブに考えれば良いのでしょうか。
様々な方法が提唱されていますが、ここではその中の一例を挙げさせて頂きます。それは、長期的な視野に立って、夢のグランドデザインを描くようにすることです。
その夢とは何でしょうか。
人間という生き物は、ただ漫然と生きているだけでは、やがて生きる意味を見失ってしまいます。自分は何のために生まれ、何をすべき存在なのかということは明確になっていることが必要で、それが生きるモチベーションに繋がるのです。
夢とは、その具体像を描くことです。5年後あるいは10年後、自分はこうなっていたいということをイメージし、そてを実現すると信じます。そして、そのためにこれから何をすれば良いのかということを考えます。
大事なことは、決して悲観的に考えないことです。
「実現なんてするはずがない」「自分にできるはずがない」などと考えてしまうと、本当に出来なくなります。何の根拠もなくて良いので、あくまでポジティブに、限りなく楽観的な夢を思い描きましょう。そうすれば、翌朝を気持ちよく迎えられるはずです。
当院では、適応障害をはじめ、
睡眠障害(不眠症)、うつ病、躁うつ病、不安症、
自律神経失調症、パニック症、摂食障害(過食症)、
月経前症候群(PMS)、統合失調症、強迫性障害、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、
過敏性腸症候群、更年期障害、心身症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
監修者:
新宿ペリカンこころクリニック
院長 佐々木 裕人
資格等:精神保健指定医、精神科指導医・専門医
所属学会:日本精神神経学会
参考引用文献:森下克也著『「月曜の朝がつらい」がなくなる本』


