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【心療内科Q/A】「そもそも『ADHD』とは何なのでしょうか?」【大人の発達障害】

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【心療内科Q/A】「そもそも『ADHD』とは何なのでしょうか?」【大人の発達障害】

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     ADHDとは、そもそもどのような症状を指すのでしょうか。   ADHDは、「Attention-Deficit /Hyperactivity Disorder」の略です。日本語では「注意欠如・多動症」と訳されます。先天性の発達障害のひとつで、主に「3つの特性」があります。       まず、「不注意」です。   これは、集中力が続かないだけでなく、複数の物事を同時にこなす時に、注意を複雑に分配することが苦手であることを指します。この影響で、ひとつの物事を脱線せずに、最後までやり遂げることが出来ません。 片付けができない、失くし物や忘れ物が多い、約束を忘れるといったように、多岐にわたって生活に影響が出る特性です。         次に「多動性」です。「過活動」とも言います。     これは一般的にADHDでイメージされている、授業中に椅子から立ち上がって教室の中を歩き回る行動や、教室内外の出入りを繰り返す行動を指します。   しかし、こうした目に見える形の行動だけが多動性ではありません。人と話をしている時に、その話に集中することが出来ず、頭の中で次々と別のことを思い巡らせてしまうのも多動性に入ります。   授業や会議の時のような、じっと座っていなければならない場面で貧乏揺すりをし続ける、全く関係がない落書きをするなど、とにかく落ち着いていることができません。   頭の中も常に忙しい状態です。予定を詰め込み過ぎる傾向も、多動性からくる行動と言われています。   また、この多動性は、一般的に大人になると目立たなくなると言われています。       そして「衝動性」です。     これは「やりたい」「ほしい」と思うと、その気持ちが抑えられず、即、行動に移してしまうことを言います。 アルコールや薬物依存も衝動性が関係しています。衝動買いが止められず、借金を重ねて自己破産に陥るケースもあります。 また、後先を考えず、仕事や結婚・離婚などの大きな決断を衝動的に下してしまい、自分の人生や周囲との関係に大きな影響を及ぼしてしまうというケースも散見されます。     一方、「過集中」と言って、興味のあることに対して周囲が見えなくなってしまうほど没頭してしまうのも、衝動性の特徴です。   翌日に入社式を控えているのに、発売されたばかりの新しいゲームにのめり込み、徹夜でプレーをした結果、寝坊して入社式に遅刻してしまうといった例がこれにあたります。       人によって、この3つの内のどの特性が強く目立つかは異なります。   多動性は見られず、不注意だけが問題となる症状の場合は、「不注意優勢型」と言われ、成人では多く見られています。         このコラムを読まれまして、 ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。       当院では、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)をはじめ、 うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、 パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、 統合失調症、強迫性障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。