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【心療内科Q/A】「中高年に潜在する『自閉スペクトラム症』について教えて下さい」【大人の発達障害

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【心療内科Q/A】「中高年に潜在する『自閉スペクトラム症』について教えて下さい」【大人の発達障害

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     自閉スペクトラム症(以下、ASD)と診断をされている方の7割は、14歳未満の子どもだとも言われています。それは、ASDが子どもに多い障害だと言うことでは決してありません。   子どもはいずれ大人になりますが、幼い頃にASDと診断された子どもが診断から外れるケースよりも、小さい頃見過ごされていたケースが大人になってから診断されることの方が、ずっと多いのが現実です。       つまり、成人のASDの有病率は、児童の有病率と比べて下がる訳ではなく、一般人口での有病率は、診断を受けている児童の有病率よりも高いのです。     ところが、実際に診断されている成人のASDの割合は、児童の4分の1も満たしません。つまり、少なくとも4分の3は見過ごされていることになります。         1980年代以前には、知的障害や言葉の遅れを伴う「カナータイプ」と呼ばれるASDは、障害として診断されていたものの、知的障害や言葉の遅れが目立たない状態に対しては、診断概念さえありませんでした。   そのため、特に課題のある状態として気づかれることもなく、そのまま大人になり、いまや中高年、そして老年に差し掛かろうとされている人たちが、何百万人もいるということになります。       この世代は、まさに「診断から漏れた世代」だと言えます。   それでも何とか社会に出て自活し、それなりに活躍し、中には大成功を収めた方もいらっしゃられ、それぞれに人生を送られてきたわけですが、その一方で「自分の生きづらさの正体は何なのか」という問題に、退職を迎える年が近づいて直面される方も少なくはないのです。         このコラムを読まれまして、 ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、 大人の発達障害(ASD、ADHD含む)をはじめ うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、 摂食障害、パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、 月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。