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【心療内科Q/A】 「『5月病(6月病)』って何なのですか?②」

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【心療内科Q/A】 「『5月病(6月病)』って何なのですか?②」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     5月病(6月病)は、正式な病名ではありませんが、大学受験や就職活動等で張り詰めていた気持ちが、合格・内定された途端、その反動で気が緩み、そのままズルズルと無気力になっていってしまう状態を呼びます。     覇気がなく、抑うつ的であって、しかもうつ病ではないと判断された場合、この「5月病(6月病)」の可能性があります。どちらかというと、所謂燃え尽き症候群(バーンアウト)」に近いかもしれません。但し「5月病(6月病)」の場合、可能性として一度、うつ病を疑ってみる必要はあるでしょう。     もし、仕事や学業をされている時以外は元気であった場合は、うつ病の可能性は低く、むしろアパシーシンドローム(無気力症候群)」のような状態であることも考えられます。     「アパシーシンドローム」は、正式な病名ではありませんが、無気力が主な症状で、若い男性層に比較的多く見られます。「無気力」以外にも、「自発性が低下する」「感情の起伏が小さくなる」「周囲に無関心になる」といった症状も見られます。     「アパシーシンドローム」と「うつ病」の一番の大きな違いは、アパシーシンドロームは、どんなに無気力・無関心であっても、不安や焦り、後悔といったものを感じることがほぼありませんよって、本人自身が苦痛を感じないため、「他人に分かってほしい」といった助けの声を上げることもありません。そこがうつ病と大きく異なる点です。     治療は主にカウンセリングが主体となります。投薬は、不眠やイライラ等の症状が出た際に、あくまで対症療法的に使われます。うつ病の場合の治療は、まずは休養が必要であったり、投薬治療がメインになったりすることが一般的に多いので、治療の側面をとっても、うつ病とは対照的だと言えるでしょう。     なお、「5月病(6月病)」と「アパシーシンドローム」を同じ病気(病態)だと見なす流派もあるようです。以前は、学生の方(大学生・専門学校生など)が主体でしたが、近年では社会人の方でもこの症状を呈する方が増えてきていることが報告されています。       このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、 気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、 うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、 心身症、ストレス関連疾病、睡眠障害(不眠症)、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、 パニック障害、自律神経失調症、冷え症、 摂食障害、月経前症候群、更年期障害、 統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリングも行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。