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【心療内科Q/A】「依存症全般に言える共通点を教えて下さい」

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【心療内科Q/A】「依存症全般に言える共通点を教えて下さい」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     ネット依存やゲーム依存だけでなく、アルコール依存などを含む全ての依存は、気持ちがいい」という感覚(快感)が出発点となっています。何物にも代え難い快感が得られることから、例えばアルコール依存を始めとした「物質依存」であれば、その物質の「量」が増えていきます。ネットやゲーム依存などを始めとした「行為依存」であれば、その回数やそれに費やす時間が増えていきます。「物質依存」も「行為依存」も、共通しているのは「快感」をキッカケとした心の病気だと言うことなのです。     そして、この快感を求める行動がエスカレートしていくと、健康問題や社会的な問題、さらには金銭的な問題も生じてきます     例えば、アルコール依存であれば、長期間アルコールを摂取し続けることで、肝臓をはじめとする内臓機能が障害を受けるようになります。そのことによって体調不良が続いてしまった場合、仕事に支障が出るばかりか、最悪職を失うことにもなりかません。また、収入がなくなってさえも、お酒だけは買わずにはいられないので、無理をして借金をしてしまうといった問題も生じてきます。     こうした問題が生じても、お酒を止められません。ご本人自身でも「お酒を止めなくてはいけない」「このままではお酒の為に身を滅ぼしてしまう」と分かっていても、飲み続けてしまいます。しかし、止められないのは意志が弱いからではありません依存が「心の病気」だからであり、適切な医療機関で治療を開始しなければ改善することは非常に困難なのです。     依存症」の特徴は、依存をしている物質や行為を中断すると、「離脱症状」が現れることですアルコール依存の場合は、吐き気や発汗、震え、発熱などの他、過覚醒となり不眠状態に陥ることもあります。またこれは、ネットやゲームといった行為依存にも共通することですが、怒りやイライラ、落ち着かなさ、他の事に対する意欲の低下は、大抵の依存症の離脱症状として起こり得ると言われています。すると今度は、この離脱症状を抑えるために(不快を抑制するために)依存を再開してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。     このように依存症の怖いところは、最初は「快感(多幸感・楽しみ等)」を得るために行っていたことが、依存状態に至ると「不快(イライラ・落ち着かなさ等)」を抑えるため行うようになるという点なのです。そして、人は「快感を得ること」を一時我慢することが比較的容易な一方で、「不快状態」を我慢することが非常に苦しく感じられるという特性を持っているのです。       このコラムを読まれまして、 ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、 ゲーム障害、ネット依存、スマホ依存をはじめ、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、 うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、 パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、 月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、社交不安障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。