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【心療内科Q/A】「マタニティー・ブルーズと産後うつ病は違うものなのですか?」

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【心療内科Q/A】「マタニティー・ブルーズと産後うつ病は違うものなのですか?」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     皆様もきっとよく耳にされるであろう「マタニティー・ブルーズ」と「産後うつ病」ですが、実はこの両者は別のものになります端的に言えば、マタニティー・ブルーズ」は一過性のものですので、医療的なケアは必要ありませんが、「産後うつ病」はきちんとした医療機関に繋がる必要があるという大きな違いがあります。     そもそもマタニティー・ブルーズとは、出産直後から一週間頃までに発現する、一過性の気分と体調の問題を指します。主な症状は、涙もろさと抑うつで、不安、緊張、集中困難、不眠などの精神的な症状とともに、頭痛や食欲不振、全体倦怠感などの身体症状も見られます。欧米では、少なくも3分の2の女性が、産後一週間、特に産後5日目前後に経験すると言われていますが、日本人の場合は30%くらいと考えられています。繰り返しになりますが、マタニティー・ブルーズの症状は、一過性のものなので、通常は自然に消滅しますので、特に医療的なケアは必要ありません。     そしてこのマタニティー・ブルーズと混同され、見過ごされやすいものに産後うつ病があります。「産後うつ病」の主な症状は、抑うつ気分、興味の消失、意欲低下、思考力の抑制、過度な自責感などで、酷い場合には自殺念慮も見られますこのように、「産後うつ病」は一般的な「うつ病」の症状との違いはないため、「うつ病」として扱われます     産後2週間過ぎても、涙もろさや抑うつ、不安、緊張、集中困難、不眠などといった精神的な症状が続く場合は、産後うつ病の可能性を疑い、お住まいの地域の保健師さんや助産師さんに相談されるか、メンタルクリニックを受診されることをお勧めします。     産後うつ病は、欧米では出産後の女性の10~15%程度に見られると言われ、日本人ではそれよりもやや低いとは言われていますが、決して少ない数値ではないと言えるでしょう。加えて、マタニティー・ブルーズを経験された場合、その後の産後うつ病の発症率が少し高くなると言われています。また、今までにうつ病の診断を受けたことがある方は産後うつ病の発症率が高くなりやすいので、一層留意が必要でしょう。       このコラムを読まれまして、 ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、うつ病(産後うつ病も含む)をはじめ、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、 躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、心身症、 パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、 月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、 過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。