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【心療内科Q/A】「『パニック障害』を漢方の観点から教えて下さい」

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【心療内科Q/A】「『パニック障害』を漢方の観点から教えて下さい」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     何の前触れもなく、突然息苦しくなって、動悸が激しくなることで、「もしかするとこのまま死んでしまうのかもしれない」という強い不安に襲われてしまうのが「パニック障害」です。原因はストレスとされており、心療内科や精神科で治療をするのが最も一般的でしょう。     この「パニック障害」の症状や発作が起きた時私たちの身体の中では何が起こっているのでしょうか。     多くの患者様が、まず息切れと動悸が起きてから、精神的に落ち着かなくなったと口にされています。さらに、患者様によっては、その時に胸が冷えるような感覚があったという方もいらっしゃられます(但し、この胸の冷えに関しては、自覚がない場合もあります)。     通常胸の冷えは、夏場に強い冷房の中、薄着をしている時に起こることがあります。しかし、日頃は寒がりで汗を搔きにくい体質の方(漢方的には「脾陽虚(ひようきょ)」「心陽虚(しんようきょ)」の体質の方)が、冬の満員電車や効きすぎた暖房等で身体の表面だけが温められたことが原因で起きる場合が多いようですこれは、わずかに汗が出たために、逆に身体の芯(心肺や胃腸)が冷えてしまい、動悸・息切れ・立ち眩み等が出るということです。     以降は、当然ながら、同じ条件が揃った場合に症状が出ますが、精神的な再発不安(予期不安)も症状(発作)の引き金となります。     勿論、対症療法としての西洋薬も大変有用です。それに漢方薬を併用することで、西洋薬による対症療法のみならず、漢方薬による根本治療も可能になります。この場合ですと、心肺や胃腸を温める漢方薬が有効になってくるでしょう。加えて、胸部を冷やさないような服装に留意されることも大切です。     漢方の良い点は、生薬などの天然由来のものを使うということも然ることながら、同じ症状でも(今回はパニック障害の症状を例にしましたが)、西洋医学と異なる見方やアプローチが可能になるということです。特に、ストレスが原因とされた方は、身体的に弱っている部分があることで、ストレスを受け止めきれなくなった可能性もありますので、そういった漢方的なアプローチをされるのも良いことかと思われます。     なお、体質改善の漢方薬は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。       このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、 気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、パニック障害、自律神経失調症、冷え症、 心身症、ストレス関連疾病、睡眠障害(不眠症)、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、 うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、 摂食障害、月経前症候群、更年期障害、 統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。