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【心療内科Q/A】「『パニック障害』について教えて下さい⑤~呼吸法Ⅱ」

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【心療内科Q/A】「『パニック障害』について教えて下さい⑤~呼吸法Ⅱ」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     前回のコラムにおいて、平時から呼吸法(「3・3呼吸」)を習得しておくことが、パニック障害の治療の上で大切になってくることを記載させて頂きました。     このベースとなる呼吸法を習得された暁には、パニック発作が起きた時に行う呼吸法の習得を次の段階として行われても良いでしょう。それが4・4・8呼吸と呼ばれる呼吸法です。     4・4・8呼吸」は、パニック発作や過呼吸が起きた時に用いる呼吸法です。4秒息を吸う→4秒息を止める→8秒で息を吐くを状態が落ち着くまで繰り返します。パニック発作や過呼吸は、酸素の取り込み過ぎによって起こります。私たちは「呼吸が苦しい」と感じると、無意識の内に、つい息を吸おうとしてしまい、増々酸素過多状態を引き起こしてしまうのです。むしろ息を一旦止める」「息を吐こうとする方に意識を向けることが、パニック発作や過呼吸を治めるポイントなのです。     但し、この段階(「4・4・8呼吸」の習得)に進むのは、まずは「3・3呼吸」が充分に身についてからでも良いと思われます。呼吸法に初めて取り組まれる方は、まずは一つひとつ確実に身に着けることが、とても重要になってくるからです。加えて「4・4・8呼吸」は、ある程度呼吸のペースを整えてからの方が、断然獲得しやすいところがあります。理由は1呼吸のスパンが、「3・3呼吸」に比べると、かなり長いからです。     呼吸法は一朝一夕で身に付くものではありません。じっくりと焦らず、確実に自分のものにされて下さい。呼吸法を自然と出来るようになることは、身体的にも「パニック発作や過呼吸を起こしにくくなる」だけではなく、呼吸法を身に着けたから、いざという時に自分で対処できる」という安心感や自信をもたらします。その安心感や自信こそが、「予期不安」に打ち克つ最強の武器になってくれるのです。         このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、 気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、 パニック障害(パニック症)、不安障害(不安症)をはじめ、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、 うつ病、躁うつ病、適応障害、自律神経失調症、 摂食障害、睡眠障害(不眠症)、心身症、恐怖症、 月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、 過敏性腸症候群、社交不安障害、ゲーム障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。