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【心療内科Q/A】「『パニック発作』について教えて下さい①」

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【心療内科Q/A】「『パニック発作』について教えて下さい①」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     パニック発作(panic attack)」とは、強い恐怖感・不安感が急激に(数分間で)生じ、暫くすると(30分~1時間程度で)軽快するという経過がみられるものを指します。よって、数時間同じ状態が継続することはまず有り得ず、その場合はパニック発作とは別のものである可能性が高いです。     初めてパニック発作に見舞われた患者様は、突然の身体の異常(眩暈、目がチカチカして開けていられなくなる、手足の痺れ・麻痺により立ったり座ったりが出来なくなる、呼吸困難、発声困難、窒息しそうな感覚、意識の混迷…等々)に驚き、これは大変なことだ、このまま死んでしまうかもしれない」と思い、家人やお店の人等の助けを借り、救急車を呼んでもらい、病院に搬送される方も少なくありません     しかし、救急車の到着に掛かる時間や搬送先までの時間等にも拠りますが、多くの方が病院に到着する頃(30分程度経過後)には、殆どの身体症状はほぼ回復してきます。それでも、最初は何せ初めてのことで不安ですので、点滴が終わる程度の時間は病院で安静にしてしますが、点滴が終わった頃には、運ばれてきた時の自分の状態が信じられない位、安静状態に回復してします。     中には、「実は、救急搬送されている途中で、意識がかなり明瞭になっていたのですが、恥ずかしくて、病院まで運んでもらってしまいました…」と仰られる方もいらっしゃられる程です。     但し、ここで気をつけたいのは、呼吸困難や心臓の痛み、胸苦しさは、様々な重篤疾病の前兆として起こり得るものなので、安易に「これはパニック発作だろう。30分程過ぎれば、自然に回復するさ」と自己判断をしないことですもしかすと、心不全や呼吸不全などの、生命の危険が伴う、一刻の猶予もない致命的な身体疾患の可能性もあるからです。     一度そういったことが起きた場合は、血液酸素飽和度や心電図、胸部単純撮影、血液検査ななど、心肺機能に何かしらの原因とされるものがないか、総合病院などで検査されることをお勧めしますそして、そういった身体的・器質的障害の兆しが見つからなかった場合、そこで初めて心因性であるパニック発作の可能性を検討されることが、最適な対処法であると思われます。心肺に基礎疾患等がある方は尚更でしょう。     その後、総合病院で「これは心因性のものですね」とか「ストレスに拠るものですね」と言われた場合、そこで初めて心療内科や精神科を訪れる方が、きっとその後の心療内科・精神科における治療もより安心して受けることが出来ることでしょう。       このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、 気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、 不安障害(不安症)、パニック障害(パニック症)をはじめ、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、 うつ病、躁うつ病、適応障害、自律神経失調症、 摂食障害、睡眠障害(不眠症)、心身症、 月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、 過敏性腸症候群、社交不安障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。