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【心療内科 Q/A】「心療内科・精神科で扱われる漢方薬Ⅱ~柴胡剤」

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【心療内科 Q/A】「心療内科・精神科で扱われる漢方薬Ⅱ~柴胡剤」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     漢方療法(漢方薬を用いた治療)では、心と身体を一つのシステムとして考え(心身一如)、その調和を図ることで、人間が本来持っている自己治癒力を活性化させ、病気を治していく、という考え方を基本としています。     ストレスによる緊張が持続することで様々な症状をきたす「ストレス関連障害」。この状態(=「胸脇苦満」)に対して、漢方では柴胡剤(さいこざい)」の生薬がよく用いられます。その代表的な漢方薬として、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」「大柴胡湯(だいさいことう)」「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」「四逆散(しぎゃくさん)」「柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)」等が挙げられます。       ◎ 柴胡加竜骨牡蛎湯:実証タイプで、些細なことが気になって、抑うつ、不安、イライラ、高血圧、不眠などがあるような方に用いられます。   ◎ 大柴胡湯:実証タイプで、肩こりや頭痛、のぼせ、便秘、胃炎、神経症などの症状が見られる方の治療に用いられます。   ◎ 柴胡桂枝湯:中間証で、ストレスで胃が痛くなってしまうような傾向がある方の治療に用いられます。   ◎ 四逆散:中間証で、手足の冷えや、抑うつ状態にお悩みの方の治療に用いられます。   ◎ 柴胡桂枝乾姜湯:虚証タイプで、神経が張りつめて、後でガックリきてしまうようなタイプの方の治療に用いられます。     精神科・心療内科において、漢方薬による治療をご希望の患者様は、ぜひこの機会にご相談されてみられては如何でしょうか。     漢方薬はお一人おひとり、その方の体格や体質(=「証」)や身体の状態をきちんと診て、最も適したものをお出しします。逆に言えば、漢方薬は「症状だけでは選べないものである」とも言えるのです(=同病異治)。なお、これらの漢方薬は、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが可能です。       このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、 気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、自律神経失調症、睡眠障害(不眠症)、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、 うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、 摂食障害、パニック障害、月経前症候群、心身症、 統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。