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【心療内科 Q/A】「大事な人がうつ病や不安症になってしまった時の接し方とは?③」

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【心療内科 Q/A】「大事な人がうつ病や不安症になってしまった時の接し方とは?③」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     うつ病の症状として、最も気を付けなくてはいけないものが「希死念慮」と呼ばれる症状です。     もし、あなたの大切な人から「死んでしまいたい…」といったご相談や言葉を投げ掛けられた場合、咄嗟にどのように対応すれば良いのか、きっと瞬間的に分からないかもしれません。     間違っても、瞬間的な咄嗟の反応として、「何ということを言うんだ」「ばかなことを言うんじゃない」「しっかりしてよ」…等々といったことはされないで下さい。     まずは、あなたご自身が、慌てたり焦ったり動揺されたりする気持ちを一旦落ち着かせて、冷静に(これは「冷たい」ということでは決してありません)、相手の話を聴いてあげて下さい。     話を聴く時には、相手の気持ちや心情に寄り添いつつ、その言葉の背景にあるものや、相手の発する言葉以外のもの(例えば、表情や雰囲気、口調や声のトーンなど)にも気を配りながら、出来る限り、最大限の力をもって、理解しようとする姿勢を持たれて下さい。     その言葉を口にせざるを得なかった相手の辛い気持ちを汲み取りつつも、その上で「死なないで欲しい」ときちんと伝え、自殺しないことを約束してもらって下さい。うつ病になってしまわれる方は、真面目で律儀な方が多いので(…だからこそ、自分を追い込んでしまう辛さがあるのですが)、大切な相手であるあなたとの約束を守ろうとしてくれることでしょう。     ただ、勿論あなたは心の専門家ではないので、きちんと相手の辛いに寄り添ってあげられたか、どこまで相手が約束を守ってくれるのかを把握することは難しいでしょう。場合によっては、表面的(言葉上)には、希死念慮を感じさせるものが無くなったとしても、心の中では抱き続けていることもあります。     むしろ、うつ病の重症度が高い方であった場合は、希死念慮を持たれていたとしても、誰にも一言も相談されない場合もあります。     そのような時は、あなたはまず、本人の身近な所に危険な物が置かれていないかをさり気なく確認されて(「さり気なく」が重要です)、もしも自殺の危険性が高ければ、主治医の先生やかかりつけ医に、すぐにご相談をされて下さい。       このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、 気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、うつ病不安症をはじめ、 躁うつ病(双極性障害)、適応障害、自律神経失調症、 睡眠障害(不眠症)、心身症、ストレス関連障害、 摂食障害(過食症)、月経前症候群(PMS)、強迫症、 パニック症、統合失調症、過敏性腸症候群、冷え性、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。