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【心療内科 Q/A】「免疫システムを整えるには…?~漢方の視点より」

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【心療内科 Q/A】「免疫システムを整えるには…?~漢方の視点より」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     コロナ禍ということもあり、最近は以前にも増して「免疫力」という言葉を耳にするようになりました。そもそも「免疫」とは、外から侵入した細菌たウィルスなどを常に監視し撃退する、人の自己防衛システムのことです。このシステムの仕組みは、実に精巧に出来ており、幾つもの免疫に関する細胞が協調し合って働いています。よく「免疫力アップ」という表現をしますが、その仕組みを考えると、中医学(漢方)においては「免疫システムを整える」という表現の方が適切になってくることでしょう。     漢方では、免疫に関する臓腑は「肺」と「腎(じん)」であるとしています。     「肺」は、呼吸によって、全身に「気」を巡らせて、「血」や「水」を行きわたらせています。「気」には、病気の原因が体内に入り込むのを防ぐ「防御作用」や、身体を温めて体温を維持する「温煦(おんく)作用」血液循環や新陳代謝を促進する「推動(すいどう)作用」等の免疫に関わる働きがあるので、「肺」の活躍によって、「気」が身体の隅々まで行き渡ることで、私たちの元気が支えられているのです。     また「肺」は、「大腸」とも密接に関係していて、「肺」の乱れは「大腸」にも影響します。「大腸」には人の免疫細胞のおよそ7割が集まっているので、「肺」が健やかであれば、「大腸」も健やかになって、免疫システムも整ってくるのです。     そしてもう一つ、免疫に関係する「腎(じん)」は、生命エネルギーを蓄え、成長や発育、生殖機能にも関わる重要な臓器です。「腎」が健やかであれば、私たちの身体に備わっている自然治癒力や防御の機能もきちんと働きます。     漢方は、病気にならないように日々の養生で予防していくことが得意なので、この「肺」と「腎」を養生することが、免疫システムを整えていく上で重要なポイントとなるのです。     これからの季節(秋・冬)は特に、乾燥が苦手な「肺」を補って、バリア機能を強化し、寒さが苦手な「腎」をしっかり養生して生命力を強化していきましょう。     「肺」と「腎」の両方の働きを補ってくれる食材は、山芋、エビ、海苔、クルミ、クコの実、リンゴ、ギンナンなどです。     また、五臓全体のバランスを整える働きがある「ブロッコリー」もお勧めです。ブロッコリーは、特に「腎」の機能を高める働きが強く、加齢による耳鳴りや抜け毛、虚弱体質の改善に役立ち、免疫システムのバランスを整えていくために絶好の食材の一つです。最近では、ブロッコリースプラウト(新芽)なども市販されているので、日々の食養生に気軽に取り入れて頂きたいところです。       当院では、自律神経失調症をはじめ、 睡眠障害(不眠症)、冷え性、心身症、強迫症、 うつ病、躁うつ病、不安症、適応障害、パニック症、 摂食障害(過食症)、月経前症候群(PMS)、更年期障害、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、 統合失調症、過敏性腸症候群、ストレス関連障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     また必要に応じて、保険適用で漢方薬による治療(漢方療法)も行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。