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【心療内科 Q/A】「『適応障害』で見られる心理症状とは…?」

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【心療内科 Q/A】「『適応障害』で見られる心理症状とは…?」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     前回同コラムに記載させて頂きましたように、適応障害には、その疾病特有のものがありません参照:適応障害と他の精神疾患の違いとは…?適応障害で見られる心理的な症状は、大きく3つに分けることが出来ます。それが「抑うつ」「不安」「行為の異常(行動の障害)」です。     「抑うつ」は、文字通り落ち込んでしまう症状であり、ここだけ取り出せば、うつ病と何ら違いはありません。落ち込み感、興味や喜びの喪失、自分を責める(自責感)、会話や本・文章などの内容が頭に入ってこない、虚しい、悪い方向にばかり考えてしまう、イライラする、消えてしまいたい、物覚えが悪くなる…等といった諸症状です。午前中に悪化しがちなのも、一般のうつ病と同じです。     「不安」も同様で、全般性不安症の症状と似通っています。些細なことで不安になる、注意が散漫で長続きしない、怒りっぽい、音や臭いなどのちょっとした刺激に敏感になる…等です。     但し、適応障害の場合は、これらの諸症状が、仕事などのストレス源に関することに触れたり考えたりすると悪化する、という特徴を持っています。休職されて落ち着かれていても、職場から電話があると途端に悪化するということも、度々起こます。     「行為の異常」は、ストレス状況に適応出来なくなった結果、逃避行動として起きてくる行動の障害を指しています。具体的には、遅刻しがちになる、無断欠勤をする、物に当たって壊す、人に当たって喧嘩をする、無謀な運転をする、酒量が異様に増える、引きこもってゲームばかりするようになる…等々です。     「行動の障害」は、仕事(あるいは学業)のストレスや悩みを誰にも相談できず、独りで抱え込んでしまっている状況で起こり易くなる傾向にあります。そして長引くと、今度は「習慣化」してしまい、依存や嗜癖といった別の問題に移行してしまう可能性があり、そうなると、例えストレス源が除去されたとしても、障害だけが残ってしまい、そちらの治療が必要になることがあるのです。     そうならないためにも、仕事(あるいは、学業)で何等かにストレスを感じられたら、独りで抱え込まず、周囲の誰か(家族・友人・同僚・上司・先生)や、職場や学校に付属している保健管理センターなどに、相談されることをお勧め致します。       このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、 気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、適応障害をはじめ、 うつ病、躁うつ病、不安症、睡眠障害(不眠症)、 自律神経失調症、心身症、摂食障害(過食症)、 パニック症、ストレス関連障害、強迫症、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、 月経前症候群、統合失調症、過敏性腸症候群など 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。