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【心療内科 Q/A】「『ゲーム障害』の診断基準を教えて下さい」

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【心療内科 Q/A】「『ゲーム障害』の診断基準を教えて下さい」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     近年話題に上がることに多いゲーム障害ですが、世界保健機構(WHO)では、次のように定義されています。     「ゲーム障害」とは、持続反復するゲーム行動で、以下の4つの症状を示します。  
  1. ゲームのコントロールが出来ない。
  2. 他の趣味や活動より、ゲームを優先させる。
  3. (ゲームにより)問題が起きているにも関わらず、ゲームを続ける。
  4. 個人、家族、社会、教育、職場やその他の機能に著しい問題が生じている。
    また、アメリカ精神医学会では、ほぼ同様の症状をインターネット・ゲーム障害と呼んでおり、以下のような診断基準を定めています。     「インターネット・ゲーム障害」とは、過去12ヶ月の間に、以下の9項目の内、5項目が該当する場合呼び、早急な治療開始が必要です。  
  1. インターネット・ゲームに夢中になっている(前回のゲームのことを考えたり、次のゲームを待ち望んだりして、インターネット・ゲームが日常生活の主要な活動となる)。
  2. インターネット・ゲームが取り上げられた時、離脱症状が引き起こされる(=典型的な症状はイライラや落ち着きのなさ・不安・心の苦しさ・悲嘆反応など)。
  3. 耐性、即ち、インターネット・ゲームに費やす時間が増大していく。
  4. インターネット・ゲームへの参加(使用制限)をコントロールする試みが成功しない。
  5. インターネット・ゲームの結果として、インターネット・ゲーム以外の趣味や楽しみへの関心が無くなる。
  6. 心理社会的な問題(日常生活や社会生活に支障)があると分かっているにも関わらず、インターネット・ゲームを継続してやり過ぎてしまう。
  7. 家族、治療者、または、他者に対して、インターネット・ゲームの使用料(使用時間)について虚偽の報告をしたことがある。
  8. 否定的な気持ち(無気力・罪悪感・不安)から逃げるため、あるいはそれらを紛らわせるために、インターネット・ゲームを使用する。
  9. インターネット・ゲームへの参加のために、大事な交友関係・人間関係、仕事、学業を積む機会が危うくなったり、実際に失ったことがある。
    ゲーム障害(インターネット・ゲーム障害)は、時として、当事者様の周囲の方々(家族・友人等)の気づきが、受診に繋がることがよくあります。そして、ゲーム障害は、早期発見・早期治療開始がその後の回復の鍵となっていると言っても過言ではありません。       このコラムを読まれまして、 ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、ゲーム障害、ネット依存、スマホ依存をはじめ、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、 うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、 パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、 月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、 過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。