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【心療内科 Q/A】「『うつ病』について教えて下さい④~認知編Ⅱ」

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【心療内科 Q/A】「『うつ病』について教えて下さい④~認知編Ⅱ」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     以前、同コラムにてうつ病に罹った方が持ちやすいと言われる認知パターン(認知のフィルター)を10個ご紹介させて頂きました。この10個の分類法の他に、対人過敏」・「自己否定」・「完全癖」という3つの側面(傾向)が高い、とする考え方もあるので併せてご紹介させて頂きます。     対人過敏あなたは対人過敏が人より強く、そのために自分のペースを見失ってはいないでしょうか。自分のやりたいことがあっても、他者の目を気にしてしまい、充分に集中出来ないことはありませんか。例え人がどう見ていようとも、自分らしく、自分のペースで生きていくことは、とても大切なことではないでしょうか。     ★「自己否定「自分はダメな人間だ、価値がない人間だ」等と、自分で自分のことを否定してしまってはいませんか。この考え方では、どんどん自分が辛くなっていってしまう一方です。自己否定の気持ちが余りにも強い場合、その気持ちを自分自身で何とか出来るようになることが求められます。例え、自分が他者からどう思われようとも、「私は私を受け入れる」。「私が私を支えていく」。「今ここで、自分を受け入れて、ここから出発する」…という心構えを持てるようになると大分楽になることでしょう。     ★「完全癖何でも完璧にやらないと気が済まず、いつの間にか、そのことによって疲れ果ててしまってはいないでしょうか勿論、重要なことはきちんとやる必要がありますが、その他些末なことにまで全力を注いでしまっていては、いつか心身共に無理がきてしまいます。他にも、勉強や仕事だけでなく、遊びや余暇の時間も重視しましょう。人生には色々な側面がありますし、価値観も実に多様です。遊び心やユーモアは、きっとあなたに様々な視点や心のゆとりを与えてくれることでしょう。     これらの認知(=物の考え方・受け取り方)はご自分でも気が付かない内に、徐々に形成され習慣化されていきます。そして、それが余りにも強くなり過ぎてしまうと、場合によっては、うつ病の発症に至ることもあるのです。     また、これは補足ですが、境界性パーソナリティ障害の方は、「対人過敏」と「自己否定」の傾向が、時としてうつ病の患者様以上に高いことがあるとも言われているのです。       このコラムを読まれまして、 ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、うつ病・躁うつ病をはじめ、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、 不安障害、適応障害、摂食障害、心身症、 パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、 月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、 過敏性腸症候群、境界性パーソナリティ障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っております。カウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。