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【心療内科 Q/A】「『うつ病』について教えて下さい②~治療編」

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【心療内科 Q/A】「『うつ病』について教えて下さい②~治療編」

A. 医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。     うつ病の治療で、まず重要になるのが、うつ病によって起こった睡眠障害(特に不眠の場合)の治療です。この睡眠の問題が改善するだけで、かなり症状が軽快される方も少なくありません。     まずは、ご自分の心身をゆっくり休めるようにすることが、何よりも優先されますそこでは、医師による支持的かつ受容的な精神療法が行われ、その方の症状や必要に応じて、投薬治療(薬物療法)がなされます。投薬治療の目的は、患者様の憂うつな気持ちや、不安や焦りの気持ちを和らげたり、時には、気力や意欲を高めたりするために行われます。     加えて、心理師による心理療法が併用されることがあります。心理療法は実に多種多様なものがありますが、うつ病に対しては「認知行動療法」が高い効果が期待できる、という効果実証研究(エビデンス)が出ています。     うつ病は、正しい治療を行うことで、多くの方はきちんと回復(寛解)することが出来ます。但し、「再発リスク」というものは存在します。その点は、治療が一旦終結された後も、患者様の日々自助努力(セルフモニタリング・セルフコントロールが欠かせません。その具体例を、以下に挙げさせて頂きます。    
  • 「うつ病」についての正しい知識を持つ(=心理教育)。
  • 適度な睡眠・栄養・休養・運動を取るように心掛ける。
  • 日光をよく浴びるようにする。
  • ご自身のストレス因を把握し、対処法を見つけておく(=ストレスコーピング)。
  • 困ったことがあったら、一人で抱え込まないよう、相談相手を作っておく。
  • 心から楽しめる趣味や、気分転換できる手段を幾つか見つけておく。
  • ご自分なりのリラックス法・リフレッシュ法を見つけてみる。
  • ご自分の不調に気づくサイン(=兆候)を幾つか知っておく。
  • 物事の受け取り方や考え方(=認知)の幅を拡げてみる。
  • 定期的に第三者からご自分についての客観的な見解(体調・様子・雰囲気等)を聞く。
  • 仕事とプライベートの気持ちの切り替え(オンオフ)を意識する。
  • 無理をし過ぎず、頑張り過ぎない。自分で自分を追い込まない。
    勿論、これらは一例に過ぎません。他にも様々な再発防止(再発予防)の方法が存在します。治療を進められていかれる内に、きっとご自分に最適なものが見つかることでしょう。       このコラムを読まれまして、 ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、 興味・関心を抱かれた方は、 どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。     当院では、うつ病・躁うつ病をはじめ、 大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、 不安障害、適応障害、摂食障害、心身症、 パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、 月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、 過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、 皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、 心身両面からの治療とサポートを行っております。     今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。