心療内科・精神科の診療内容
休職相談
現代社会では、多くの方が仕事のストレスや人間関係に悩みを抱えています。特に、職場の環境や仕事量が原因で、心身に不調を感じている方は少なくありません。当院にも「会社に行くのがつらい」といったご相談をいただくことが増えています。
メンタル不調を抱えたまま仕事を続けると、ミスが増えたり、集中力が続かなくなることがあり、ますます不調が悪化することがあります。そういった場合、無理をせず早めに専門の医師に相談することが大切です。これ以上悪化しないためにも、ストレスから解放され、しっかりと休養を取ることが重要です。
このようなお悩みはありませんか?
体調全般
気持ち
- 気分が落ち込む
- ゆううつ
- 元気が出ない
- イライラする
- 不安になる
- 落ち着かない
- 消えてしまいたいと思う
- 生きているのがつらい
頭
- 頭が働かない
- もやがかかった感じになる
- 集中できない
- 物忘れがある
- 仕事、勉強でいつもより時間がかかる
- ケアレスミスが多い
- 時間管理ができない
睡眠
- 寝つきが悪い
- 途中で目が覚める
- 朝早く目が覚める
- 眠りが浅い
- 寝ても疲れがとれない
食欲
- 食欲がない
- 食べ過ぎる
- 以前美味しかったものが美味しくない
- 食べたいものが思い浮かばない
- 味がしない
体の各部位
頭部(頭)
- 頭痛がする
- めまいがある
- ふらつく
- 失神する
頭部(頭以外)
- 耳鳴りがする
- 耳が聞こえにくい
- 耳が詰まっている感じがする
首、肩
- 首、肩がこる
喉
- 喉が詰まっている感じがする
胸(肺)
- 息が吸えない
- 息が苦しい
- 息が浅い
- 過呼吸になる
胸(心臓)
- 動悸がする
- 胸が締め付けられる
- 胸が痛い
腹(消化器:食道、胃、腸)
- 胸やけがする
- 吐き気がする(気持ち悪い)
- 戻す(吐く)
- 胃が痛い
- 消化が悪い
- お腹が痛い
- 下痢する
- 便秘になる
- おならが多い・少ない
手足
- しびれる
- 力が入らない
- 震える(字が書けない)
- むくむ
生活
日々
- いつも疲れている
- 楽しいことがない
- 趣味を楽しめない、やる気が起きない
- 休日はずっと横になっている
人間関係
- 人間関係を構築するのが苦手
- 相手が何を考えているのかを察するのが苦手
- コミュニケーションが苦手
仕事・学校
- 落ち着きがない
- ケアレスミスが多い
- 時間管理が苦手
- アポ、約束を忘れる
- 気が散りやすい
- 忘れ物が多い
家庭
- 片付けが苦手
- ごみをためてしまう
- 洗濯がおっくう
その他
女性
- 生理前に情緒不安定になる
- 落ち込む
- イライラする
- 頭、乳房、下腹部が痛くなる
- むくむ
ストレス簡易チェックリスト
※ こころのストレスなどの状態を簡易的にセルフチェックできます。
「心療内科」で出来ること
医学には「心身相関」という考え方があります。
「心」と「身体(体)」は密接な関係があり、それぞれ双方向に影響し合っている、というものです。
身近な例を挙げますと、「緊張している時に、急にお腹を下してしまう」「心配事があると、頭痛が起きてくる」「気になることがあって、夜眠れなくなっている」…等が多くみられます。
また、身体的な症状(頭痛・腹痛・吐き気・下痢・便秘・発熱・息苦しさ・過呼吸・皮疹・震え・めまい・脱力など…)が出ており、総合内科や大病院で精密検査を受けられたにも関わらず、「異常なし」という判断をされた方の多くが、実は「心」の不調により「身体」に症状が起きていることも決して珍しいことではありません。
そうした場合、もちろん、身体に出た症状を治療する必要がありますが、同時に「心」にも影響が出ていたり、むしろ「心」の方がより深刻なダメージを受けていることが多く、「心」にも適切なケアが必要になってきます。
このとき、「心」と「身体」の両方を診る「心療内科」でお手伝いさせていただくこととなります。
心療内科では、身体に出た内科的な治療を行いつつ、同時に「心」のケアやメンテナンスを行っていくところなのです。
心療内科は、「患者さんの『全体』を診て、根本的な回復を目指していく」ところです。
心療内科で診ることができる症状や病気
心療内科で診ることが可能な病気は、多岐に渡ります。
何故なら、お一人おひとりによって、身体症状としての表れ方が様々であるからです。
例えば、代表的な疾患の1つである自律神経失調症は、自律神経の不調によって起こる病気ですが、自律神経が私たちの身体のすみずみまで行き渡っておりますので、「どこ」に症状が出るか一概には言えません。
また、いつも決まった症状が起きるとは限らず、その都度ごとに症状は変化していくこともあります。
自律神経の不調や乱れを生む二大要因と呼ばれるのが、「ストレス」と「生活習慣」です。
特に、前者の「ストレス」に関しては、現代社会を生きる中で「全くない」と言える方はいないでしょう。
ストレスによって「気持ちが落ち込む、涙が止まらない」「やる気が起きない」「職場に行けない」「朝起きられない」「食欲がない、逆に食べ過ぎる」「眠れない、眠りすぎる」…等といったことは十分に起こり得ることであり、そういった場合も、心療内科に受診されることが適切かと思われます。
また、「心身症」と呼ばれる病気もあり、心の不調がきっかけとなり、身体に様々な症状を引き起こすものもあります。
参考といたしまして、心療内科の受診が適している病気を以下に挙げさせて頂きます。
自律神経失調症
睡眠障害(不眠症・過眠症)
心身症(過敏性腸症候群、機能性ディスペプシア、過換気症候群など…)
摂食障害(拒食・過食)
適応障害
ストレス関連障害
(身体化しやすいタイプの)うつ病
月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)
心因性発熱
心療内科における治療
心療内科における治療は、身体症状に対して適切な内科的治療を行うと同時に、「心」のケアも並行して行っていきます。
医師による精神面や生活習慣に対するアドバイス、そして必要に応じて投薬治療を行うこともあります。
漢方薬による治療(漢方療法)をご希望される患者様には、心療内科では漢方薬を保険適用内で処方することも可能です。
当院には漢方に精通している医師が在籍しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、心理師によりカウンセリングも備えており、「心身両面からの治療」を整えております。
どうかお一人で悩み、苦しみを抱え込まず、気軽に最初の一歩を踏み出してはみませんか?
当院では、初診を860円~から受けることが可能です(各種保険診療適用)。 皆様のお話を聞かせてください。
精神科と心療内科との違い
心療内科は、「心身相関」という観点から、「心」と「身体」の両方の治療やケアを行います。
心療内科にお越しになる方は、「身体」の症状がより顕著、かつ前面に出ていらっしゃられることも少なくありません。
精神科では、もちろん「心身相関」の観点を取り入れつつも、「心(心理面)」の症状が顕著に現れ、かつご本人さまもそのことを一番のお悩み(主訴)として来院されることが、一番の違いと言えるでしょう。
「心(心理面)」の苦しさや辛さはさまざまですが、よく挙げられるものとしては、
意欲ややる気が起きない、無気力感
憂うつである、抑うつ感
心配や不安、緊張感が常にある
落ち着かない、イライラする、焦燥感
集中できない、思考がうまくまとまらない
感情の起伏が自分でコントロールできない
「やめよう」と思っているのに止めることができない
人や特定の事柄に対して恐怖心を感じてしまう
それをしないとまるで罰せられるように感じてしまう
常に「生きづらさ」を感じている
自分に自信が持てない、自責感が強い
自分が自分でないような感覚、自分の存在の希薄感
消えたいと思ってしまう
などがあります。
そして、具体的な病気としましては、
うつ病
躁うつ病(感情障害、気分障害、双極性障害)
適応障害(抑うつや不安を伴う場合)
不安障害(社会不安障害、全般性不安障害、パニック障害、恐怖症…など)
強迫性障害
解離性障害
発達障害
依存症(アルコール、ゲーム、インターネット、スマートフォン等)
統合失調症
といったものがあります。
……このような苦しさや辛さに、私たちは寄り添いながら、少しでも気持ちが楽になり、安心できるケアを提供させて頂きます。
精神科で行う治療について
上記のように、精神科を来院される方は、心に様々な悩みや苦しみを抱えていらっしゃられます。
「心のケア(治療)」においてもっとも重要なことは安心できる環境を整備することですので、必要に応じては休職等をご提案することもあります。
更に日々の過ごし方のアドバイスや精神療法、場合によっては投薬治療を行うこともあります。
漢方薬による治療(漢方療法)も、保険適用内で可能です。
また、心理師による心理療法・カウンセリングも併用されると、より効果が期待できます。
どうかお一人で悩み、苦しみを抱え込まず、気軽に最初の一歩を踏み出してはみませんか?
当院では、初診を860円~から受けることが可能です(各種保険診療適用)。
皆様のお話を聞かせてください。
取り扱う主な診断書
- ・休職、通院証明等の診断書
- ・自立支援医療(精神通院医療)診断書
- ・精神障害者保健福祉手帳診断書
- ・精神障害者年金診断書
- ・会社の病休で必要な診断書
- ・就労可能な健康証明書
- ・出張用の医療証明書
- ・薬物や医療機器携帯の証明
- ・生命保険の診断書
- ・補治癒証明書
- ・資格申請用の診断書
- ・介護保険主治医意見書
- ・傷病手当金意見書
- ・理美容師の免許申請用診断書
- ・死亡診断書
- ・死体検案書
- ・その他、各種診断書
※ 診断書発行の可否につきましては、診断結果によりますのでご了承ください。